2016年2月11日木曜日

家相の定義を明確に表現

Sさんの本は、何十年も前に書かれた。

今とは世の中の価値観も違っていたと思う。

だから、内容も少し過激。

凶相があると、すぐに、人の死と結びつける。


今は、気学が風水と呼ばれるようになり、たくさんの風水師が家相について本を書いているが、家が凶相だからと言って、人が死ぬなんてことをアピールする人はいない。

家相が原因で、人が死んだり、病気になったりするとは思っていないのだ。

単に、昔からの風習を尊重したいという程度の人が多いのだと思う。


しかしながら、Sさんの本は、家相の仕組みが詳しく解説されている。彼自身も言っているが、当時の家相家の本は、吉だとか凶だとかいうだけで、その仕組みを詳しく説明しようとする人がいなかったのである。Sさんが、家相の仕組みを詳しく論じたおかげで、江戸時代から続く家相が、継承されることになったのだと思う。

Sさんは、家相をわかりやすく定義している。

彼の定義の要約を以下に記しておく。

天と地の間には気が存在する。ここでいう気とは、木火土金水、つまり、五行の気のことである。この気が、家の中に入ると、家相になる。そして、気が交錯して、相生と相剋が生じる。その結果、住民の生活に大きな影響を与える事になる。