2016年2月12日金曜日

三方跨りは東西南北、どこにあっても大吉相

S氏は、三方跨りが一番の吉相だと書いている。また、S氏の団体がつくった住居はすべて、三方跨りだとも書いている。

別棟が、三つの方位にまたがっていることを三方跨りと言う。

たとえば、西の方位であれば、坤と西と乾にまたがるように別棟を建てる。

三つの方位にまたがるように建てるにはかなり大きな建物が必要。S氏の巽の事例も、母屋より別棟が大きくなっている。

現代の住居では、別棟が母屋より大きいなんてことはあまりないので、今は使えない吉相住宅と言えるかもしれない。

なぜ、三方跨りが良いのか?

基本的にS氏の家相法では、張りは吉、欠けは凶と判断する。

また、別棟も張りと同じ効果をもたらす。

3つの方位に別棟が跨っていると言うことは、3つの方位の張りによる恩恵を受ける事になる。だから、大吉相になるという理屈である。

例えば、西を中心とした三方位の場合、乾は、戌と亥、西は酉、坤は未と申にあたる。だから、5つの干支の恩恵を受けるので、一年のほぼ半分は繁忙しているという。

なお、三方位と言っても、方位の境界線に少しかかる程度では、三方跨りの恩恵を受ける事ができないらしい。

東西南北は気学では30度なので、この三十度を中心として、三方跨りの別棟を作ることが多いようである。