S氏の家相法は、方位にこだわった吉凶が多い印象があるが、四二間について書かれている箇所がある。
東西に長細い家は、西張りと東張りと解釈できるとしている。
しかし、間口と奥行きの比率によって、四二間に当たり、凶になるらしい。
四二間については、あまり詳しく書かれていないが、どうやら、当時の俗説で、間口が二間で奥行きが四間の家が凶相とされていたようである。
ただし、S氏は、間数が重要なのではなく、長細い住居を相生して四二間と言うのが正しいと論じている。
東西に長細い家の場合、西張りと東張りの効果で、裕福になる。
しかし、必ず、後に滅亡するとしている。
財産が増えるのは最初の十年間だけと書かれている。
東西に長細い家は、吉相に見えて、実は凶相というのがS氏の主張である。